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┃相続コラム |
| 近年の高齢社会を見据え相続法の大きな見直しが行われました。 相続コラムでは、相続に関連する最新のあらゆるトピックをお届けいたします。 税理士の視点から分かりやすく解説し皆様のお役に立つコラムにしてまいります。 |

こんにちは、横浜市南区井土ヶ谷で相続のご相談を承っている、3代目税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回のコラムでは、「親が亡くなった直後、何から始めればよいのか」についてお話しします。
相続のご相談で非常に多いのが、
「何をすればいいか分からず、時間だけが過ぎてしまった」
というお悩みです。
相続は、悲しみの中でも手続きを進めなければならず、しかも期限があるものも少なくありません。
そこで今回は、横浜市南区で相続相談を受けている税理士の視点から、最初にやるべきことを、できるだけ分かりやすく整理しました。
この記事は、
親が高齢で、そろそろ相続が気になっている方
実際に相続が始まり、何から手をつけるべきか知りたい方
家族が揉めずに進めるための段取りを知りたい方
に向けて書いています。
まだエンディングノートをお持ちでない人はTOS佐々木会計のエンディングノートをご利用ください(2種類のエンディングノートになっております)
目次
1.親が亡くなったら最初に何をする?
最初に結論をお伝えすると、
相続が始まったときは、次の3つを優先することが大切です。
① 重要書類を集める
まずは、次のような資料を集めます。
● 通帳
● 印鑑
● 保険証券
● 不動産の資料
● 年金関係の書類
● 遺言書の有無が分かるもの
この段階では、完璧に揃わなくても大丈夫です。
「どこに何があるか」を家族で共有することが第一歩です。
② 相続人を確認する
相続では、誰が相続人になるのかを確定しなければなりません。
配偶者・子ども・兄弟姉妹など、家族関係によって変わります。
この確認には、戸籍の収集が必要になります。
③ 財産の全体像を把握する
相続税が関係あるかどうかを判断するには、
預金・不動産・保険・株・金(ゴールド)などを含めた全体像の把握が必要です。
横浜市だけでなく都市部のご家庭では、
「自宅だけだから大丈夫」と思っていても、土地評価を含めると想定以上になることがあります。
2.実際に私のもとに寄せられた相談です
(※実際の相談をもとにしていますが、プライバシー保護のため一部内容を変更しています)
ケース①|通帳が見つからず、家族が混乱したケース
横浜市南区の50代男性からのご相談です。
お父様が亡くなった後、家族で預金を確認しようとしたものの、どこの銀行・支店に口座を持っているか分からない状態でした。
さらに、保険の契約内容も不明で、相続手続きよりも先に「探すこと」に大きな時間がかかってしまいました。
このケースでは、最終的に整理できましたが、ご本人は「生前に一度、父と一緒に整理しておけばよかった」と話されていました。
ケース②|不動産の扱いで兄弟の認識がずれていたケース
横浜市にお住まいだった親御様の相続で、ご長男は「実家は残したい」、ご次男は「売却して分けたい」と考えており、話し合いが難航しました。
原因は、生前に親の希望が共有されていなかったことでした。
相続の手続きそのものよりも、家族の気持ちの整理の方が難しいというのは、相続で本当によくあることです。
3.相続で特に期限に注意したい手続き
相続は「そのうちやればよい」ものではありません。
期限がある手続きもあります。
相続で期限が重要なもの
死亡後
● 7日以内:死亡届の提出
● 3か月以内:相続放棄・限定承認の検討
● 4か月以内:準確定申告・納付
● 10か月以内:相続税申告・納付
特に、借金や保証債務がある場合は、3か月以内にどう対応するかが重要です。
また、相続税については、
「申告が必要か分からないまま時間が過ぎる」ケースもあります。
この判断は、早めに税理士へ相談した方が安心です。
4.相続で揉めないために、最初に確認したいこと
相続では、手続き以上に“認識のずれ”が問題になります。
最初の段階で、家族で次の点を確認しておくと、揉めごとを防ぎやすくなります。
家族で確認したいポイント
● 遺言書はあるか
● 実家をどうしたいか
● 預金を誰が管理するか
● 税金や手続きの窓口を誰が担当するか
ここが曖昧だと、「聞いていない」「そう思っていなかった」というすれ違いが起きやすくなります。
相続は、
財産の分け方の問題であると同時に、家族のコミュニケーションの問題でもあります。
5.まとめ:まずはこの3つから始める
親が亡くなった後、最初に大切なのは次の3つです。
まずやることチェックリスト
1.書類を集める
2.相続人を確認する
3.財産の全体像を把握する
この3つが整理できれば、相続税の要否、遺産分割の進め方、必要な専門家も見えてきます。
6.おわりに
相続は、「いずれ」ではなく、「今」準備するものです。
そしてその準備は、亡くなった後の話ではなく、“生きている今を安心して過ごすための仕組み”でもあります。
「まだ先のこと」と思っていても、
その時は突然やってきます。
だからこそ、“もし今、相続が始まったら何をするか”を知っておくことは、家族みなさんの安心につながります。
「何から始めればよいか分からない」
「うちは相続税が関係あるのか知りたい」
という方は、横浜市南区井土ヶ谷で相続相談を承っている私に、ぜひお気軽にご相談ください。
まずは状況を整理するところから、一緒に進めていきましょう。
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