|エンディングノートに必ず書くべき3つのこと

自分が介護されている期間や亡くなった後を想像して

① どのように生きたいか」またそのように生きるために、

② 誰にどのようなことを任せたいか」ということ、

最後に「③ 自分が亡くなった後に託したいこと

この3つをエンディングノートに書き残すことが大事です。

TOS佐々木会計のエンディングノートに当てはめると

エンディングノート 1冊目 2冊目
① どのように生きたいか
② 誰にどのようなことを任せたいか
③ 自分が亡くなった後に託したいこと
〇 ※

※ ③自分が亡くなった後に託したいことは、生前に伝えない方が良いこともあります

2冊目はそのような「亡くなった後」に着目したものになります

|① どのように生きたいか

エンディングノートに自分が「どのように生きたいか」という考えを書きます。

なぜかというと、前回のコラムでもご紹介しましたが、健康寿命から平均寿命までは約10年の長さがあるためです。

言葉に、文字にしなければ伝わらないことはあります。

頭が、体が元気なうちにしっかりと今の思いを書き留めておいてください。

どのように生きたいかの例として、「できるだけ自宅で生活したい」という思いがあれば必ず書いてください。

これ以外にも、「認知症の症状が重度になった時には施設に入れて欲しい」や「重大な病気になった時は病名・余命を知らせてほしい」、「延命治療はしないでほしい」といった大事なことは書いてください。

このように自分の最後の生き方を決める重要なことは自分で決めてください。

これらを家族に任せると家族はとても悩み、困ることになります。

|② 誰にどのようなことを任せたいか

介護期間に、誰に何をしてほしいのかということは必ず書いてください。

例えば、「介護がはじまったら娘夫婦に介護してほしい」という思いがあれば必ず書いてください。

これ以外にも自分が好きな食べ物や趣味を書いておき、介護期間であってもそれらに触れられるような環境を準備してもらいたいことを書いておきます。

また、介護の症状が進んだ場合も考えることが必要です。

最初は娘夫婦に介護してもらいたいが、「つらくなったらヘルパーさんに頼んで欲しい」や「施設に入る手続きをしてほしい」といったことも合わせて書いてください。

|③ 自分が亡くなった後に託したいこと

介護期間以外でも自分のお葬式に呼んで欲しい人お葬式で使ってほしい写真など家族に任せるより自分で決めた方が良いことはあります。

例えば、「喪主は○○に任せたい」や「お墓の管理は○○に任せたい」といった大事なことは書いてください。

なお、財産を家族にどのように分けるかを決めている場合はエンディングノートではなく、遺言書を書いてください。

(エンディングノートには法的な力がないので、預金の解約や不動産の名義変更等の手続きができないためです)

|少しずつでも大丈夫です

昨日頃何気なく考えていることや、自分の思いを文字にすることで気持ちが整理され、これまで気が付かなかったことを発見することもあるかもしれません。

これからの人生をどう過ごすか、考えるきっかけにしてください。

また、年齢や周りの状況によって、人は変化するものです。

定期的にノートを見直し、その時のご自身の気持ちとノートに書きこんである内容に違いが生まれていたら新しく書き直すことをおすすめします。

まだエンディングノートをお持ちでない人はTOS佐々木会計のエンディングノートをご利用ください(2種類のエンディングノートになっております)

① 「元気なうちから家族に宣言しておく(家族に読んで欲しい)」エンディングノート(ダウンロード:PDF)

② 「お別れした後に家族に読んで欲しい」エンディングノート(ダウンロード:PDF)


|関連ページ

ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

税理士法人 TOS佐々木会計

〒232-0051
横浜市南区井土ヶ谷上町21番16号
電話:045(741)3921