┃相続コラム | |
近年の高齢社会を見据え相続法の大きな見直しが行われました。 相続コラムでは、相続に関連する最新のあらゆるトピックをお届けいたします。 税理士の視点から分かりやすく解説し皆様のお役に立つコラムにしてまいります。 |
こんにちは、横浜で安心な相続のお手伝いをしている税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回は終活や相続に不安がある人たちに向けた「安心な相続に向けて今からできること」を説明します。
終活や相続に漠然とした不安を感じているのは親世代だけでなく子供世代も同じです。
安心な相続にするためにもできることから動いてみませんか?
まだエンディングノートをお持ちでない人はTOS佐々木会計のエンディングノートをご利用ください(2種類のエンディングノートになっております)
1.安心な相続のために最初に考えること
最初に考えるべきことには大きく分けて2つあります。
① 自分の財産をどうしたいかを考える
② その内容をどこかに残す
なぜかというと
① 子供は親(夫婦でも相手)の財産・債務の全容がわからない
→ 親の貯金がどこの銀行にあるかなんて子供は知らないので、相続の時に非常に困ります。
(相続税の申告後に新たに預金が見つかり、修正申告するケースがあります)
② 節税対策がとれない
→ 年間110万円までの非課税枠を利用した生前贈与ができれば、相続税は小さくなります。
誰に何を残したいかが明確なら、税金が少なくなるよう事前の対策ができます。
このように何か安心な相続のためには、まずどのような相続をしたいかということを決めなければなりません。
2.具体的な3つの方法
① エンディングノート(当サイト:終活とエンディングノート)
①~③のどれか1つはやっておくと、残された家族はかなり楽になります(家族で争うリスクや相続後に家族間で疎遠になるリスクが減ります)。
なぜか
それぞれの違いを大まかに説明すると
① エンディングノート
エンディングノートにルールはありません。
自分自身のことや亡くなった後のことを書いてあげてください。
例えば、自分の半生や家族への言葉だけでなく、延命治療や葬儀の方法など何でもOKです。
その際に、自分の財産・債務のことを書いておけば、余計な混乱を避けられるはずです。
② 遺言
財産をどう分けるかについて意思表示ができます。
①とは違い、財産の分割に関しての法的な効力があります。
また③に比べ費用がかからない上に手軽にできます。
公正証書遺言がおすすめ。
③ 家族信託
親の財産を相続開始前から運用できます。
また②のように契約内容に誰に何を相続させるかを含めることができます(遺言のような効果を残すことが出来る)。
そのため不動産等の財産が多い家族の場合には特にメリットが大きいことが多いです。
ただし費用面では負担が重くなりますので、慎重に判断してください。
3.おわりに
何もせずに死なれると残された家族は困ります。
自分の気持ちをしっかりと形として残しておくことが、きれいな終わり方につながるのではないかと思います。
もし具体的にどのような方法で動けばいいか分からなければご相談ください。
あなたとご家族に合った方法をTOS佐々木会計がお手伝い(コンサルティング)いたします。
私たちTOS佐々木会計は終活・相続の悩み相談を受けております。
是非お問合せフォームや電話にてご連絡ください。
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