┃相続コラム | |
近年の高齢社会を見据え相続法の大きな見直しが行われました。 相続コラムでは、相続に関連する最新のあらゆるトピックをお届けいたします。 税理士の視点から分かりやすく解説し皆様のお役に立つコラムにしてまいります。 |
こんにちは、横浜で安心な相続のお手伝いをしている税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回は終活や相続に不安がある人たちに向けた「その終活や相続についての不安がどこから来るのか」を説明します。
終活や相続に漠然とした不安を感じているのは親世代だけでなく子供世代も同じです。
安心な相続にするためにも、まずはその不安の正体を明らかにしていきます。
※親世代の不安は前回のコラムで紹介していますので、興味がある人は確認してください
まだエンディングノートをお持ちでない人はTOS佐々木会計のエンディングノートをご利用ください(2種類のエンディングノートになっております)
1.子供世代が感じる不安
子供世代が感じる不安も親世代と同様に大きく分けて2通りあります。
ひとつめは終活(親の生前)に対する不安
ふたつめは相続(親の死後)に対する不安
子供は「よくわからない」という漠然とした気持ちから不安に感じています。
そしてその不安に対して、親の死後に自力で解決しなければならないということも不安に感じているのが大半です。
不安の原因となる例を紹介します。
終活(親の生前)に対する不安の例として「親の最期の希望は何なのか」です。
終末医療や最期を過ごす場所などをどうしてほしいのか子供が考え決めるはできます。
しかしもし親の中で考えがまとまっているのなら、その思いを事前に教えてほしいと子供は考えています。
そして、子供世代は特に相続(親の死後)に対して大きな不安を感じています。
相続に対する不安は3つの要因に分解することができます。
① どれくらい財産があるのか分からない(お金の悩み)
→ 相続税がどのくらいかかるの?
② 財産の分け方をちゃんと決めてあるのか分からない(相続争いの悩み)
→ 家族で相続争いにならないか不安、自分が財産をもらえるか不安
③ 死後の事務手続きや財産整理方法が分からない(相続手続きの悩み)
→ 不動産の名義変更なんてやったことない!
それぞれの不安に対する方法としては
①は親に相続税が支払えるだけの預金等を残してもらう
②は親に遺言書などを残してもらう
③は役所や税理士等の専門家に相談する
ということです。
③に関しては専門的な知識を持つ人を頼れば良い上に、子供が主導となって動けば良いので(①や②に比べたら)難しくはないと思います(逆に相続手続きを自分でやろうとするととても大変です)。
①②に関しては親に動いてもらわなければならないため、非常に高いハードルがあります。
2.このまま親が亡くなるとどうなるのか
もし親が自分自身の死後(相続)について(子供のためを思って)不安があるとすれば、動いてくれるチャンスがあります。
(逆に言えば「自分の死後は残った家族で好きなようにすればいい」という親であれば対策は厳しい状況だと思ってください・・・)
そのように理解がある親であれば、「このまま亡くなったとすると、相続でどのような問題があるのか」ということをなるべく具体的に「気付かせて」ください。
この「気付き」で親が動いてくれるケースは多くあります。
間違っても一方的に親に自分の希望を押し付けるようなことはしないでください。
相続という繊細なテーマですので上手くいかないかもしれません・・・
ゆっくりで構いません。
一歩ずつ進んでください。
3.おわりに
もし具体的にどのような方法で動けばいいか分からなければご相談ください。
あなたとご家族に合った方法をTOS佐々木会計がお手伝い(コンサルティング)いたします。
私たちTOS佐々木会計は終活・相続の悩み相談を受けております。
是非お問合せフォームや電話にてご連絡ください。
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