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┃相続コラム |
近年の高齢社会を見据え相続法の大きな見直しが行われました。 相続コラムでは、相続に関連する最新のあらゆるトピックをお届けいたします。 税理士の視点から分かりやすく解説し皆様のお役に立つコラムにしてまいります。 |

こんにちは横浜市南区井土ヶ谷で安心な相続のお手伝いをしている税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回のコラムでは、近年ご相談が増えている「遺言」と「家族信託」の違いについて解説します。
相続対策としてどちらを選ぶべきか悩んでいる方に、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすくお伝えします。
まだエンディングノートをお持ちでない人はTOS佐々木会計のエンディングノートをご利用ください(2種類のエンディングノートになっております)
遺言とは?
遺言は、自分が亡くなった後の財産分けを明確にしておく法的文書です。
横浜市南区でも多いのが「自宅と預金しかないから大丈夫」と考えるケースですが、実際には小規模な財産でも遺言がなければトラブルの原因になります。
メリット:財産分けがスムーズになり、相続人の負担が軽減
デメリット:生前の財産管理はできない、亡くなってから効力発生
2.家族信託とは?
家族信託は、認知症対策や将来の財産管理を“生前から”信頼できる家族に託す仕組みです。
横浜市南区でも「高齢の親が認知症になる前に準備しておきたい」というご相談が増えています。
メリット:認知症になる前に財産管理を任せられる、相続手続きがスムーズ
デメリット:信託契約の設計が複雑で、専門家の関与が必要
3.遺言と家族信託の大きな違い
項目 | 遺言 | 家族信託 |
効力発生 | 死後 | 生前から |
主な目的 | 財産分割の指定 | 財産管理の継続・認知症対策 |
メリット | 相続トラブル防止 | 管理をスムーズに引き継げる |
デメリット | 生前対策にならない | 契約設計が複雑 |
4.横浜市南区での相談事例
ケース①|70代男性(遺言書作成)
横浜市にお住まいの方から「不動産をどう分けるか兄弟で揉めそう」というご相談。
⇒ 公正証書遺言を作成し、相続時のトラブルを回避できました。
ケース②|80代女性(家族信託利用)
南区内の女性が「認知症が心配」との理由で信託契約を締結。
⇒ 生活資金の引き出しを子どもに託し、安心して生活を続けています。
5.まとめ:どちらを選ぶべきか?
● 「亡くなった後の争いを防ぎたい」→ 遺言
● 「認知症や財産管理も含めて備えたい」→ 家族信託
どちらが正解というより、ご家庭の状況に応じて組み合わせるのがベストです。
横浜市南区井土ヶ谷で相続相談を受けてきた経験からも、専門家に早めに相談することが家族の安心につながります。
おわりに
相続は「いつか」ではなく「今」準備するものです。
遺言と家族信託、どちらが自分に合っているかを考えることが、安心への第一歩。
横浜市南区で相続に不安を感じたら、ぜひご相談ください。
“あなたの家族の相談役”として、安心の仕組みづくりをお手伝いします。
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