┃相続コラム | |
近年の高齢社会を見据え相続法の大きな見直しが行われました。 相続コラムでは、相続に関連する最新のあらゆるトピックをお届けいたします。 税理士の視点から分かりやすく解説し皆様のお役に立つコラムにしてまいります。 |
こんにちは、横浜の相続に強い税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今月は親や大切な人に終活を勧めるための方法を紹介します。
あなたの大切な人が自分らしい終わりを迎えるために、終活を勧めてあげてください。
大半の人は「終活の必要性は知っているけど、始めるきっかけがない」という状態です。
ただし、終活はとてもデリケートなテーマですので勧める相手の気持ちも考えながら慎重に話し合う必要があります。
みなさんの中にも親子喧嘩になるのが嫌で終活の話題に出さない人は多いのではないでしょうか。
そこで、一般的にどのような方法で終活の話題を出し、親に終活を始めてもらっているかを紹介します。
ご自身に合った方法を選択してください。
まだエンディングノートをお持ちでない人はTOS佐々木会計のエンディングノートをご利用ください(2種類のエンディングノートになっております)
1.どのタイミングで話題に出すべきか?
終活を始めるきっかけとして一番大きな影響を与えるのが「葬式・法事」です。
他の人の「死」を通じて自らの最期を身近に感じるようになり、終活をより真剣に考えるそうです。
その他には大きな病気やケガを負った際にも同様です。
高齢になると少しのきっかけで寝たきりや認知症が酷くなる可能性があります。
無事に病気が治ったらエンディングノートを勧めてあげるのも大事ではないでしょうか。
また、最近は終活が注目されていることからテレビといったメディアで取り上げられることも多くあります。
そのようなタイミングで「終活をしてほしい」という自分の気持ちを親に伝えることも良いのではないでしょうか。
おすすめタイミング
・知り合いの葬式・法事
・病気やケガが治った後
・テレビや雑誌などで終活が取り上げられた時
・写真撮影(葬儀の写真)
・お墓の話題が出た時(お墓参り)
2.おすすめの方法
終活を勧める際にはどのような方法・手順が良いのでしょうか。
一番効果的なのはストレートに伝える方法です。
介護が始まる前に「あなたが不安に思っていること」や「あなたが聞きたかったこと」を直接聞くことは、あなたにとっても相手にとっても大事なことです。
ただし「相手の反発があるのではないかと思うと言いづらい…」と不安に思う人も多いと思います。
そこで、最初の話題に適しているのが「お墓の管理」を話題にするという方法があります。
先祖代々続いているお墓をとても大事に思っている親世代は多くいます。
もし自分の親がそのような考えであれば、その気持ちに寄り添うかたちで終活を始めるのが良いでしょう。
あとは「無料」のものをきっかけにする方法です。
たとえば「無料」でもらったエンディングノートや「無料」相談会を利用します。
「有料」だとお金がかかるのを言い訳に断ることができてしまうので、なるべく「無料」がおすすめです。
また、終活の相談を外部の専門家にするという方法もあります。
専門家から見た時に、どのような問題がこれから起こりそうなのかをアドバイスしてもらいそれをきっかけに終活を始めてもらう方法です。
こちらも初回の相談は「無料」のところも多くあります。
TOS佐々木会計ではなるべく気軽に終活を始められるようにエンディングノートを作りました。
内容はとてもシンプルですので終活のスタートとして試してみて下さい。
3.粘り強く・我慢強く
繰り返しになりますが、「終活の必要性は知っているけど、始めるきっかけがない」という人は多く、あなたの親も同じ気持ちかもしれません。
また、体の衰えと共に気持ちが変わり終活に対して積極的になるケースもあります。
一度断られたとしても粘り強く・我慢強くお話してあげてください。
4.おわりに
あなたの大切な人が自分らしい終わりを迎えるために、終活を勧めてあげてください。
私たちTOS佐々木会計は終活・相続の相談を受けております。
全力でサポートいたしますので是非お問合せフォームよりご連絡ください。
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