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税務を取り巻く環境は、年々大きな変化を見せています。 このコラムでは、世の中の動きをプロの視点から できるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。
6月号
「利益は出ているのに、お金が増えない会社」で見直すべき3つのこと

黒字なのに資金が残らない…中小企業の社長が見直すべき3つの視点

こんにちは。横浜市南区井土ヶ谷で中小企業の後継者を支援している3代目税理士・公認会計士、佐々木彰です。

「利益は出ているはずなのに、なぜか手元にお金が残らない」

これは、中小企業の社長から非常によく聞く悩みです。

売上もある。赤字でもない。

それでも資金繰りに不安があり、投資や採用に踏み切れない。

こうした状態は、会社が弱いのではなく、“お金の流れ”が見えていないことが原因のケースが多いです。

今回は、黒字なのに安心できない会社が、最初に見直すべき3つの視点を整理します。

この記事はこんな方におすすめです

 ● 黒字なのに資金繰りが不安な社長

 ● 採用や投資判断に迷っている方

 ● 後継者に強い会社を残したい方

 ● 利益とお金の違いを整理したい経営者


1.なぜ利益が出ていてもお金が増えないのか

利益と、お金は同じではありません。

たとえば

● 売上は立ったが、まだ入金されていない

● 在庫にお金が眠っている

● 設備投資で現金が減っている

● 借入返済で手元資金が減っている

こうしたことが重なると、

黒字でもお金が苦しい会社になります。

だからこそ、「利益だけを見る経営」は危険です。


2.見直すこと① 売上より「入金の流れ」を見る

社長は売上を見ています。

でも、本当に見るべきは “いつ入ってくるか” です。

確認したいこと:

● 売掛金が増えすぎていないか

● 回収サイトが長すぎないか

● 入金遅れがないか

売上が増えても、入金が遅ければ会社は苦しくなります。


3.見直すこと② 在庫・設備・借入の動きを確認する

利益は出ているのにお金が残らない会社では、

“使ったお金”の把握が弱いケースがあります。

特に確認したいのは:

● 在庫が増えすぎていないか

● 大きな設備投資が続いていないか

● 借入返済が利益以上に重くないか

ここを見ないと、「忙しいのに資金が増えない」が続きます。


4.見直すこと③ 利益ではなく“使えるお金”を見る

最終的に大切なのは、

今、自由に使えるお金はいくらか です。

たとえば:

● 採用できるか

● 賞与を出せるか

● 次の投資ができるか

● 承継に向けて準備できるか

これらは利益ではなく、手元資金が判断材料になります。


5.まとめ:会社を見る視点を変えるだけで不安は減る

黒字なのに不安が消えない会社は、

「利益」だけでなく、次の3つを見ることが重要です。

最初に確認する3つ

1.入金の流れ

2.在庫・設備・借入の動き

3.自由に使えるお金

数字を見る視点が変わると、

社長の判断はもっと冷静になり、

会社は継続しやすくなります。


2026/06/01
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