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こんにちは横浜市南区井土ヶ谷の3代目税理士・公認会計士の佐々木彰です。
「うちの後継者は真面目で頑張っている。でも、まだ社長としての覚悟が見えない。」
多くの社長が抱える共通の悩みです。
後継者は“勝手に育つ”わけではありません。
かといって“教え込むだけ”でも育ちません。
実は、後継者が育つかどうかは、
会社の仕組みそのものに原因があることがほとんどです。
今回は後継者育成が進む会社と止まる会社の“決定的な違い”をわかりやすく解説します。
1.後継者が育たない会社の3つの共通点
① 社長が忙しすぎて、後継者の“席”が空いていない
社長が決断・判断・段取りをすべて抱え込むと、後継者は永遠に“補助席”のままです。
② 数字がブラックボックス
後継者が数字を知らないと、判断軸が育ちません。
「見せていない」ではなく「見える仕組みがない」が原因です。
③ 失敗させない文化
良かれと思って守りすぎると、後継者の経験値はゼロのまま。
社長の“過保護”が成長のブレーキになることもあります。
2.育つ会社は「任せ方」がちがう
任せる=丸投げ
ではありません。
育つ会社は、次のステップで任せます。
STEP1:小さな判断を任せる(数万円レベル)
・取引先対応
・小口の価格判断
STEP2:数字を伴う判断を任せる(利益に影響)
・仕入条件の交渉
・部門や商品利益の管理
STEP3:会社の方向性に関わる判断を任せる
・採用方針
・事業方針
・設備投資
この階段設計が、後継者の“経営筋力”を確実に育てます。
3.数字の共有こそ最大の教育
後継者育成でもっとも効果があるのは、
数字で会話する習慣を作ること です。
・粗利率
・月次の現金残高
・固定費の構造
・年間利益の見通し
これらを“毎月同じフォーマット”で一緒に見るだけで、
後継者の視点は激変します。
数字の会話ができる後継者は、
社員からも「頼られる存在」に変わり、
経営判断の精度が一気に上がります。
4.社長が変わると後継者も変わる
後継者がくすぶる理由に、
“社長の無意識の壁”があるケースも多いです。
・無意識に比較してしまう
・つい口を出してしまう
・思ったように動かないとイライラする
これは、当たり前です。
社長は長年会社を守ってきたからこその反応です。
でも、後継者は
「自分を認めてくれている」
という感覚がないと伸びません。
育つ会社は、後継者の意見をまず聞き、
社長は「答えを言わない」ことを徹底しています。
後継者は「任された感」で飛躍します。
5.まとめ:後継者が育つ環境づくりがすべて
後継者が育つかどうかは、
才能よりも環境です。
・任せる段階設計
・数字の共有
・社長の関わり方の工夫
この3つを整えれば、
後継者は驚くほど変わります。
“まだ早い”と感じる今こそ、
後継者育成のスタートラインです。
ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
〒232-0051
横浜市南区井土ヶ谷上町21番16号
電話:045(741)3921
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