こんにちは、横浜の税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回は賃貸経営のリスクについて紹介します。
1.賃貸経営の代表的なリスク
代表的なリスクとして次のようなものが考えられます
・家賃の下落
・空き室率の増加
・融資返済(資金ショート)
・災害や犯罪の被害
・大規模修繕の資金の捻出
・適切な不動産管理会社か否か
・金利の上昇 など
また賃貸経営の出口戦略として不動産の売却を考えていた場合、
・不動産価格の下落
・不動産の買い手が見つからない
といったリスクも考えられます。
2.リスクへの対策と投資判断
賃貸経営の主たるリスクである「家賃の下落への対応」への対策として次のようなことが考えられます。
家賃の下落は、築年数の経過や周辺地域の賃貸入居需要による要因だけでなく、空き室対策として家賃を下げる場合にも発生します。
家賃の下落を防ぐためには、例えばデザイン性の高いお洒落な外観にするなど他の物件との差別化を図ることが大切になります。
また家賃を下げる場合には投資利回りがどの程度であれば採算が取れるのかという点に注意してください。
そして将来の家賃の値下げや空室リスクも考慮して、投資前にしっかりとどうすれば採算が取れるのかということを把握しておいてください。
賃貸営業を続けるか売却するかをどのタイミングで決めるかといった出口戦略も含めて投資判断しなければなりません。
3.おわりに
賃貸経営はネットなどで言われている以上に難しいと思います。
もし本気で賃貸経営を始めたいと考えている方は、しっかりとした計画をもとにスタートしてください。
ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
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