「後悔などあろうはずがありません」
引退会見でこのように言い切るイチロー選手の姿を目にして改めて彼の偉大さを認識しました。
ただそれと同時に、一ファンとして、まだ続けられるのではという寂しさのあまり現役続行を望んでしまう自分もいました。
ところで、引退会見では多くの名言を聞くことができ、イチロー選手らしい引き際として多くの方が称賛していました。
私も、特に「他人と比べるのではなく、自分なりに頑張り、努力することが大切」という主旨の話には深く感銘を受けました。
また「締まったね、最後」と言って笑顔で自分なりに納得のいく形で会見を終了する姿は、これぞイチロー選手という引き際だったのではないでしょうか。
さて話は変わりますが、人生においても同様に自分なりに納得のいくハッピーエンドを迎えるために終活という活動があることを皆様はご存知ですか。
そこで、今回のコラムでは終活についてお伝えいたします。
■ 終活とは
終活とは、安心して自分の人生の終幕を迎えるために活動することを指す週刊誌から生まれた造語です。
例えば、家財や身の回りの物の処分、葬儀の内容やお墓について事前に決めたり、遺言書とは別に自分の思いや願いなどをノートに書くといった活動があります。
また、終活を行うことで改めて自分自身を見つめ直しより充実した人生を送り、大切なご家族の相続時の負担を減少させることが可能になります。
■ 終活ですべきこと
1:よりよく生きるために
・自分らしい人生をデザインする
やりたかったことなどこれからの自分の生活をイメージする
・自分の情報をまとめる
本籍地・住民票コードや自分が利用しているサービスなどについてまとめる
・人間関係の確認と財産の整理
何かあった時に誰に連絡するか、金融資産や不動産について整理する
2:人生の最期を託す
・人生の締めくくりをデザインする
万が一の時にどうしてもらいたいかなどエンディングノートを作成する
・後を託す人が困らないようにする
本お葬式の内容や供養の方法、相続等の手続きや遺言書について明確にする
・荷物の処分をできるだけ済ませておく
元気なうちに必要なものを見極めておく
■ エンディングノートについて
終活の第一歩は、エンディングノートを作成することで、人生の終幕に向け「何をしたい、どうしたい」ということを明確にすることだと言われています。
また、人生の終幕をどのように迎えたいかということを明確にすることで、これからの人生の活力や家族との関係や感謝について再認識できるきっかけともなります。
以上が、終活についてです。
現在の日本は、総務省の統計によると実に4人に1人が65歳以上の超高齢社会になっています。
そのような状況に伴い、単身高齢者の孤独死、認知症患者の増加、相続トラブルの増加などが社会問題として注目されるようになりました。
そのため、万が一の備えとして皆様ご自身のためにも、そして、大切なご家族のためにも終活の重要性はますます高まっていくと予想されます。
当事務所のスタッフの中には、終活のアドバイスを行う資格を自ら取得して積極的に皆様をサポートしようとしている者もおります。
また、当事務所としましても、先日立ち上げました相続・遺言に関する専用サイトにて終活に関するサポートも行っていきたいと考えております。
最後に、いつか夫婦でゆっくり世界一周クルーズを楽しみたいと若い頃に2人で話したことをふと思い出しました。
まだまだ頑張らないといけませんが、自分なりに納得のいく人生とするためにも必ず夫婦で夢をかなえたいです。
今回のコラムについて詳細を知りたい方は、お気軽に当事務所までご連絡ください。
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