あけましておめでとうございます。
新春にあたり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
■ 2016年の展望と期待
ある新聞によりますと、昨年の景気の状況について、大企業上場企業では利益は過去最高とありました。
しかし、その利益は内部留保に回っているようです。
残念ながら従業員の給料とか下請け業者には、利益はさほど回ってきていないようです。
また、金融機関の方と話をしていても、中小企業はなかなか良くならないということでした。
私も同じ意見で、苦しい状態が続いていると感じています。
この先、急激によくなるという要因はありませんし、原油が下がったことぐらいではまだまだ不十分です。
そのため、現状維持でも戦い続けられる社内体制が必要です。
「合理化」「進化」です。
税制に関しては、税制大綱によりますと以下のような改正が主に行われます。
・28年4月以降法人税の実効税率が29.97%
・29年4月から消費税率が10%
・飲食料品、新聞の軽減税率は8%
これらの改正は、経理が大変になるため頭の痛いところです。
さらに、28年から建物付属設備・構築物の減価償却は、定額法のみになります。
また、相続した空き家を売却した時に3000万円の特別控除ができるようになるそうです。
法人税の実効税率が30%を切ることは、日本の経済にはとてもいいことだと思います。
外国から日本に来る企業が増加することを期待します。
ところで、新国立競技場のデザインが決まりました。
これでいよいよオリンピックに向けたいろいろな工事が始まってくれることでしょう。
観光も工事も道路もいろいろな分野で、オリンピックを意識した動きが出てくることを期待します。
前回の東京オリンピックでは、競技施設や交通整備など大事業として一つの目標や目的に向かうことで成功を収めました。
他の会社が成功したからと同じことを行っても、同じ結果が出るものではありません。
参考にして、なぜ成功したかをよく考えて、行動することは大事なことです。
佐々木哲夫税理士事務所は、お客様と共に未来を語り、努力を惜しまず、正しい方向を見つめ前に進んでいきます。
今年1年の皆様方のご健康とご隆盛を祈念します。
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