残暑も終わり、秋の到来を感じる今日この頃です。
10月といえば運動会の季節ですが、最近では
「よーい、ドン!」
という合図で一斉に駆け出すのは子供達だけではないようです。
大人達が必死に駆け出すその理由は、普段とは違う我が子の表情をベストアングルで撮影するための場所取りだそうです。
普段は滅多に全力で走ることなどないのに、子供のために少しでも良い写真を残してあげたいという親心は素敵ですね。
私のアルバムにも運動会の写真がありますが、改めて見返してみると楽しい思い出と共に親の愛情を感じます。
今回のコラムでは、運動会の記録と同じように大事な皆様の資産を残す手助けとなることを願いつつ、相続に関する情報をお伝えいたします。
■ 3つの相続対策
相続対策には大きく分けて次の3つが考えられ、1から順番に対策を講じることが大切です。
1、相続者間で揉めない対策
遺言書作成、遺留分の考慮等
2、相続税を納めるお金を貯める
生命保険、土地の売却等
3、財産評価を圧縮する
土地活用、不動産投資等
まずは、相続者間で揉めないようにしなければ、何のために財産を築いてきたのか分かりません。
次に、相続税は現金で納付することが原則ですので、納税資金を貯めることも大切です。
最後に、例えば賃貸マンションを建設するなどの土地活用は、財産評価を圧縮できる一方で、負債を抱えるなどのリスクが発生するので注意してください。
また、土地をどのように活用したら良いか悩んでいる方もいらっしゃると思いますので、土地活用のポイントについてお伝えいたします。
■ 土地活用のポイント
「土地活用」と一言で言っても、その活用方法は様々です。
その土地を使って何をしたいのかという「目的」、例えば相続税対策なのか、所得税対策なのか、などによって活用方法は変わってきます。
どの活用方法が最適なのかは、立地条件や市場の動向もあわせて検討する必要があります。
その中でも、多くの地主の方が行っている活用は「アパートやマンションなど賃貸建物」の建築で、そのメリットは、節税効果、安定した収入の確保があります。
まずは、なぜ土地を活用する必要があるのか、土地活用をする目的から明確にすることが大切です。
以上が、相続対策についてです。
私の子供も今ではすっかり大きくなりましたが、当時の運動会の映像や写真はとても大事な思い出として残っています。
子供に残してあげられる沢山のものは、沢山の思い出と共に未来に受け継がれていくはずです。
最後に、このコラムを執筆中に悲しいニューを目にしました。
御嶽山噴火で亡くなられた方々に謹んで御冥福を御祈りいたします。
今回のコラムについて詳細を知りたい方は、お気軽に当事務所までご連絡ください。
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