「お昼や~すみは ウキウキウォッチング!」
この歌を聞けば誰もが時計を見ないでも12時になったと気付く「笑っていいとも」が来年の3月で終了するという突然のニュースは、大きな驚きとともに日本中を駆け巡りました。
私にとっても、もはや生活のリズムの一つと言っても過言ではないこの番組の終了はまるで長年一緒に働いた仲間が定年を迎える時のような寂しさを感じます。
この番組が30年以上も視聴者に愛され続けた理由は、司会のタモリさんの魅力のみならず、多くの関係者の長年に渡る絶え間ない努力の賜物と言えるでしょう。
ところで、皆様はこの番組が「単独司会者による生放送長寿番組」としてギネスブックに認定されていることをご存知ですか。
しかも、司会のタモリさんはこの長きに渡る生放送を数えるほどしか休んでいないというのですから、その気力と体力には驚くばかりです。
私も皆様とともに、3月までの残り僅かの放送を味わいながら楽しみたいと思います。
残り僅かといえば、今年も早いものでもうすっかり終盤ですね。
来月には毎年恒例の年末調整も近づいてまいりました。
そこで今回のコラムでは、年末調整についてお知らせしたいと思います。
■ 年末調整とは
会社などの給与の支払者は、給与を支払う際に所得税の源泉徴収を行っています。
しかし、源泉徴収をした所得税の合計額は、必ずしもその人が1年間に納めるべき税額とはなりません。
このため、「1年間に源泉徴収をした所得税の合計額と1年間に納めるべき所得税額を一致させる」必要がありこの手続きのことを年末調整といいます。
■ 年末調整の対象者
年末調整の対象となる主な人は以下のとおりです。
・ 会社などに1年を通じて勤務している人
・ 年の中途で就職し年末まで勤務している人
ただし、以下のいずれかに当てはまる人は除かれます。
・ 1年間に支払うべきことが確定した給与総額が2,000万円を超える人
・ 災害減免法の規定により、その年の給与に対する所得税の源泉徴収について徴収猶予や還 付を受けた人
なお、源泉徴収をした所得税の合計額が1年間に納めるべき所得税額より多い場合にはその差額の税額を還付し、少ない場合にはその差額の税額を徴収します。
以上が、年末調整の仕組みとなります。
ちなみに、年末調整と言えば、サラリーマンにとっては「妻に内緒のお小遣い」なんて話しも耳にしますが、1年間コツコツと働いて得た大切な給与から支払った税金の総決算をする大事な税務イベントでもあります。
年末調整をきっかけに、自分はいくら納税しているのか税金について考えながら、自分の1年間を振り返り来年に向かって頑張るためのひとつの目安ととらえるのもいいかもしれません。
最後になりますが、30年以上の長い期間楽しいお昼の時間を提供してくださったタモリさん及び番組関係者の皆様、本当にありがとうございました、そして本当にお疲れ様でした。
今回のコラムについて詳細を知りたい方は、お気軽に当事務所までご連絡ください。
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