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税務を取り巻く環境は、年々大きな変化を見せています。 このコラムでは、世の中の動きをプロの視点から できるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。
2月号
確定申告で税金の還付

寒く乾燥した日が続いていますが、空気が乾燥すると風邪やインフルエンザになりやすいので注意が必要ですね。
風邪の菌やインフルエンザウイルスは、乾燥した空気中では活発に活動して広がりやすいそうで、最近は乾燥の予防に加湿器を購入する人が多いようです。
皆様も加湿器などを利用して上手に加湿を行い、風邪やインフルエンザから身を守りましょう。

話は変わりますが、今回はサラリーマンでも確定申告をすることで、税金が還付される可能性があるというお話をしたいと思います。

個人事業主や年金受給者など会社勤めでない方は、所得税の確定申告については毎年1月1日から12月31日までに得たすべての所得を計算し、自分で申告・納税しなければなりません。 この手続きのことを確定申告といい、翌年の2月中旬から3月中旬までに申告を行います。

サラリーマンなどの会社勤めの方には無関係と思われがちな確定申告ですが、申告をすることで税金が還付される場合があるのです。 下記に該当する方は、税金が還付される可能性があります。

病気・出産・虫歯などのために病院や歯医者などに通院された方
昨年1年間で支払った医療費が10万円を超える場合は、確定申告をすれば税金が還付される可能性があります。
※本人だけではなく家族全員の医療費を合計して10万円を超える場合
保険料の年末調整を忘れた方
年末調整の後に生命保険料控除証明書が出てきた場合でも、自分で確定申告をすれば税金が還付されます。
会社を中途退職した方
途中で会社を退職したために年収が減ったため税率が低くなる場合があります。
年末調整の後に家族が増えた方
年末調整の後に子どもが生まれたり、親を扶養することになった場合は、扶養控除をすることが可能です。

上記の他に所得税の住宅ローン控除を受けている方(所得税から控除しきれなかった額がある場合)、寄付をした方、災害にあった方、株で損をした方は税金が戻ってくる場合がありますので、是非、確認してみてください。

確定申告について詳細を知りたい方は、お気軽に当事務所までご連絡ください。

2011/02/01
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